借金問題でよくある遅延損害金について詳しく知ろう!

      2016/06/07

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①遅延損害金とは?

利息は、特別な約束がない限り、発生しないということはほとんどありません。

これに対し、遅延損害金は違います。

遅延損害金とは、返済期限を過ぎたことによって当然に生じる損害の賠償金であり、特段の定めがなくとも発生します。

遅延損害金は、民法が適用される個人間の場合は年率5%で、商法が適用される商人間の場合は年率6%となります。

遅延損害金について、次の「②損害額の予定」でお伝えするように、当事者間で別段の定めをすることができます。

 

②損害額の予定

当事者間で、将来起こるかもしれない紛争を回避するために、あらかじめ払えなかった場合の損害賠償額を取決めておくことがあります。

これを、「損害額の予定」といいます。

金銭消費貸借の場合、「違約金」の定めは、損害額の予定であるとみなされます。

損害賠償額の予定の合意がある場合、債権者は、弁済を受けなかったことによって、いくらの損害が発生したという証明をすることなく、予定額の支払いを請求することができます。

実損額が、それを下回った場合でも、それを上回った場合でも増減の請求はできません。

ただし、損害額の予定は、利息制限法で定められた基準を上回る場合、上回った部分については無効となります。

利息制限法による損害額の予定の制限内容は、制限利率の1.46倍で、具体的には

①元本の額が10万円未満の場合は、年率29.2%

②元本の額が10万円以上100万円未満の場合は、26.28%

③元本の額が100万円以上の場合は、年率21.9%となっています

 

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