金銭消費貸借に関するQ&A ⑪借金の保証人の手続きは任せていいか?

      2016/06/07

hohosyou

友人の借金の保証人になることにしました。

友人が「委任状と印鑑証明をくれれば、後の手続きをしておく」といっていますが、任せてしまってもいいものでしょうか。

 

A.保証契約は内容を確認して自分ですることが原則です。

 

友人とはいっても、他人に軽はずみにすべての手続を任せてしまうことには注意が必要です。

まず、他人に実印を預ける絶対にしてはいけません。

実印と印鑑証明があれば、あらゆる契約書を作成することができます。

土地に抵当権を設定するつもりが、知らないうちにあなたの土地の売買契約が締結されてしまっていたり、いつの間にか友人の連帯保証になっていたり、いくらでも悪用される可能性があります。

また、委任事項の書いていない委任状に安易に署名押印してはいけません。

あとから、予想すらしていなかった委任事項を書き加えられて、悪用されてしまうかもしれません。

そして、実印や白紙委任状を悪用された場合、契約書に実印の印影があるということは、法律上、契約書をあなたがあなたの意思で作成したと推定されてしまいます。

ですから、自分の意思ではなく、印鑑や委任状を友人に悪用されたことを後から証明することはとても難しくなってしまうのです。

また、自分の意思で契約したものではないことを証明できたとしても、悪用されたケースの相手方、すなわち、上記ケースでは土地の買主や保証契約の債権者が、悪用の事実について知らなかった場合、「表見代理」といって、あなたが契約通りの責任を負わされることもあります。

 

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