金銭消費貸借に関するQ&A ⑩友人に保証人を頼まれた

      2016/06/07

hosyoo

友人が借金の「保証人になってほしい」といってきました。

友人によれば、これは名前だけの保証人で「絶対に迷惑がかからないようにする」と念書を差し入れるとのことです。

この場合、保証人になっても大丈夫でしょうか。

また、保証人になる場合の注意点も教えてください。

 

A.「名前だけ」の保証人にはなりません。

 

①保証契約とは

保証人になることについては、通常、あなたの場合のように、借主となる人から頼まれることが多いでしょう。

でも、注意していただきたいのは、保証契約は保証人となる人と債権者である貸主との間の契約であり、債務者である借主と保証人となる人の契約ではないということです。

ですから、あなたの友人がなんと言おうと、友人がどんな念書差し入れようとも、一旦、保証契約を締結すれば、貸主との関係で保証人としての責任は完全に生じます。

後に、貸主から保証債務理履行の請求を受けたときに「迷惑をかけないからといわれて保証人となった」とか「名前だけの保証人だ」などという言い訳は、貸主にはまったく通じません。

あなたが、本当に友人の債務を保証する意思を持っていないのであれば、保証人になることは絶対に回避すべきです。

親しいよしみの「名前だけ」という言葉で、軽はずみに保証人になってはいけません

 

②保証人になる場合の注意点

やむを得ず保証人になる場合は保証内容をよく確認するまで、署名押印してはいけません。

まずは、契約書をよく読み、保証内容をよく確認してください。

主債務者、金額欄、返済期限、保証期間、利息、遅延損害金が、引き受けたとおりの内容であるか確認しましょう。

連帯保証なのか、根保証となっていないかなども、重要なポイントです。

空欄の部分があったまま、署名・押印してはいけません

後から、何が書き加えられるか分かりません。

金額などが空欄の場合、約束の何倍もの金額を後から書き入れられ、思ってもみなかった高額の債務の保証をすることになりかねないのです。

また、不要な捨印にも注意が必要です。

訂正箇所がないのに捨印を押すと、あとから契約内容を勝手に書き換えられる可能性があるからです。

最後に、契約書は、2部作成し、一部を手元に保管しましょう。

 

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