お金を借りる「消費貸借」と家を借りる「賃貸借」の違い!

      2016/06/07

住宅内部

消費貸借と似た契約に、賃貸借契約があります。

マンションの賃貸借契約などがその典型ですが、これも目的物を貸し借りする約束である点では消費貸借と同じです。

 

では、消費貸借と賃貸借契約の間で決定的に違う点はどこにあるのでしょうか。

それは、賃貸借契約では、借りた目的物をそのまま返す約束であるのに対して、消費貸借契約では、借りた目的物と同種・同質・同量の代替物を返す約束であることです。

すなわち、目的物の所有権が移転するか否かという点です。

 

消費貸借の場合、契約と同時に目的物の所有権は貸主から借主に移り、借主には、同種・同質・同量の代替物を返す義務があるだけです。

例えば、お隣からお米を借りたら、借主は自分のものとして食べることが出来ます。

そして、後から同じ種類、同じ品質、同じ量のお米をお隣りに返しに行けばいいのです。

 

これに対し、賃貸借契約の場合は、目的物の所有権は貸主に残ったままで、借主はこれを使用することができますが、契約終了時に目的物自体をそのまま返す義務があります。

例えば、マンションの借主は、契約期間中、借りた部屋に住むことができますが、所有権は貸主から移転しません。

そして契約終了時にはその部屋をそのまま返さなくてはいけないというのは当然でしょう。

これが、消費貸借契約と賃貸借契約の違いです。

 

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